銀歯を目立たなくしたい!

銀歯が気になる人へ

虫歯治療で歯を削ると、特に希望しない限り銀もしくは白いプラスチックの詰めものをします。ですが、銀歯は笑った時や口をあけた時に目立ちやすいのが難点。当クリニックでは、銀歯に抵抗があるという方には、虫歯治療の際に天然歯のような白い詰めものをおすすめしています。もちろん、過去に治療した銀歯でも白い詰めものに替える治療を行います。

銀歯が使われる理由

虫歯治療に銀歯が使われる理由は、保険治療と自費治療の違いにあります。一般的に虫歯治療は、機能の回復のみを重視する保険治療で行われます。そのため、使用できる歯科材料が限られてしまうのです。

歯を削らなくてはならない場合、「美歯」を意識するのであれば自費治療をおすすめします。費用が高くなりますが、自費治療で用いられるセラミックは摩耗も変色もしない丈夫な素材。天然歯と同様の美しい色調を再現できます。

一般的な虫歯治療

みなさんもご存じの虫歯。虫歯とは、厳密にいえばプラークに棲み付く細菌によって歯が溶かされる病気です。以下に虫歯の進行と症状をご紹介します。虫歯は一度進行してしまうと自然治癒はしません。虫歯の兆候があればすぐに受診しましょう。

進行段階 症状
C0 初期の虫歯
C0 初期の虫歯
  • 自覚症状はない
  • 歯の表面が白濁する
C1 エナメル質の虫歯
C1 エナメル質の虫歯
  • 自覚症状はない
  • 歯の表面のかたいエナメル質が溶け、茶色っぽくなる
C2 象牙質の虫歯
C2 象牙質の虫歯
  • つめたいもの、甘いものがしみる
  • かむと痛むことがある
  • 虫歯がエナメル質の下の層にある象牙質まで進行した状態
C3 神経に達した虫歯
C3 神経に達した虫歯
  • 何もしなくても強く痛む
  • 歯に大きな穴があく
C4 歯根の虫歯
C4 歯根の虫歯
  • 神経が死に、痛みがなくなる
  • 歯の根だけが残る
  • 膿がたまり、再び激痛が走る

ごく初期の虫歯以外では、悪い部分を削って詰めものや被せものをするのが基本的な治療です。

虫歯は悪化すればするほどそれだけ大きな詰めものや被せものをすることになり、治療に時間がかかります。根元まで進行した虫歯に対しては、抜歯して入れ歯やブリッジ、インプラントなど人工歯を用いた治療が必要になります。

虫歯はおもに歯と歯ぐきの境目や歯と歯の境目など、歯ブラシが行き届かない場所にできやすいものです。歯磨きなどの予防処置によって防げる病気なので、プラークがたまりやすい箇所を意識しながら歯磨きをし、もしなってしまったら早めの治療と治療後の再発予防を心がけ、「美歯」を保ちましょう。

奈良市 歯科 もりた歯科クリニックへのお問い合わせは0742-33-2002まで